プライベート・ネットワークについて

プライベートネットワーク環境について


1.光プレミアムで利用していた機器の場所を確認
回線収容BOX
右の写真を確認してください。見たことなければスルーしてください。これは電話回線等の必要とする機器が、このBOXの中に収容してあります。そして、大抵は高い位置に有るものです(ビル等ではMDFになります)。


回線収容BOXの位置をイメージ右は「冷蔵庫」を置いた作成したイメージ図です。また、インテリジェント配線等を用いた建物の場合、配線が集線するBOX等が、天井や部屋の高い位置に有ったりします。
高所に機器が設置されており、取替えの作業が大変だと感じたらNTT西日本の営業担当(116担当者)に相談すると良いと思います。

インターネット接続の環境
ONUのイメージ
メディアコンバーターの光回線終端装置TM (以下:ONU)は、フレッツ光のサービスを利用している場合は、必ず設置されています(マンションタイプはVDSL等)。「Bフレッツ ファミリー100タイプTM」等で、パソコンをONU(VDSL)等に直接接続してインターネットを閲覧している環境では、「プライベートネットワーク」の空間はありません。フレッツISDNTM等の接続も同様です(ISDN対応ルータを用いない場合)。 インターネットで利用しているグローバルIPアドレスをそのままにつながっているからです。

CTU
グローバルIPアドレスをプライベートIPアドレスに変換して接続する装置が、右のイメージ図(枠付き)が加入者網終端装置TM(以下:CTU)です。CTUの代わりにルータを設置していても同じです。このプライベートネットワークからインターネットへアクセスする「出入り口」ですので、デフォルトゲートウェイとも呼びます。

プライベートネットワークはいろいろな呼名があります。
 ・ローカルネットワーク( LAN: Local Area Network )
 ・宅内ネットワーク
 ・ホームネットワーク( 家庭内LAN )
これらは、ほぼ同じプライベートネットワークことで同意語です。
ここで是非、プライベートネットワークの必要性を理解して設定してください。
右の図は、ルータの機能を簡略したイメージ図です。
WAN側ポートからONUを通過してNTTビルの収容装置へつながります。PPPoEの認証に誤りがなければ、契約しているプロバイダから、インターネットで利用しているグローバルIPアドレスが付与されます。
このグローバルIPアドレスを、プライベートIPアドレスに変換し通信を行います。
プライベート・アドレスはCTUのLANポート側のIPアドレスのことを指します。
IPアドレスはサブネットマスクとセットでネットワークを表します。
プロバイダからのグローバルIPアドレスはプールアドレスから、ランダムに付与されます。インターネット側から任意の場所との通信を希望する場合は、プロバイダの固定IPサービスか、これに変わる機能が必要です。
ルータは外部からの通信を遮断し、自ネットワークからの発信した返信のみを通過させます。 通過した返信は「 Nat Table 」を参照し、該当のPCへ届けます。
同等クラスでのルータの価格の違いは、この「 Nat Table 」のテーブル数と処理が、ハードかソフトでの処理かで、決まると言っても過言ではありません。ハードによる処理でテーブル数が多いものほど高価です。詳しくは「 natマスカレード 」でググってください。
ルータの重要な役割に「経路制御(ルーティング)」がありますが次の機会とします。

3.プライベートネットワークを構成するもの
ここでは、「品目変更」が主題ですので、CTUの下部にパソコンが数台接続された小さなネットワークを前提とします。
増設してきたネットワーク機器が、より快適になるよう紹介していきます。
ネットワーク機器など利用したいものをリソースといいます。
◎リソース
 ・共有フォルダ(他PCのハードディスク)
 ・プリンタ
 ・スキャナー
 ・外付けハードディスク
 ・外付け各種(光学)ドライブ
右のイメージ図がUSBの形状です。
これらの機器を1台のパソコンで占有している場合と、これらの機器が、他のパソコンから利用できる「共有設定 *」が設定されている場合があります。
USBケーブルのイメージ操作しているPCから異なるPCのフォルダ内のファイルを読み書きしたり、接続されていないプリンタから出力が、可能になる設定のことです。
USBで接続した機器の接続イメージ

右のイメージ図がLANケーブルの形状です。
LANケーブル
LANケーブルで接続した機器の接続イメージ

接続するケーブルには違いがありますが、同じ共有設定です。

4.ネットワーク機器(PC等)とIPアドレスについて
CTU(ルータ)配下のPCが、他のパソコン等と通信をするにはデフォルト・ゲートウェイに問い合わせをします。
一般的には、CTU(ルータ)がデフォルトゲートウェイになります。
PCを立ち上げると、先ずIPアドレスなど必要な情報をルータのDHCPで自動的に割り当ててもらいます(PCのネットワーク設定が自動取得であること)。
このDHCPから割り当ててもらうIPアドレスは、PCだけではなく周辺のネットワーク機器も同じです。

ネットワークのイメージ図

上のイメージ図がCTU設定での空間プライベートネットワークです。IPアドレスを色分けしました。
 ・黒字:DHCPからアドレスを取得
 ・赤字:固定IPアドレス(手動で設定)

イメージ図には「NetBIOS名」については記載していませんが、プリンタの機種により、 IPアドレスを予約登録している場合もあります。
プリンタのEthernetアドレス(MACアドレス)で、IPアドレスを管理します。
IPアドレスが変わるとプリンタの「ネットワーク設定」も変更が必要となる場合がありますので、ネットワークを従来の利用環境に合わせます。
ここでは説明はCTUのデフォルトIPアドレスを利用します。

CTUは、クラスCで【 192.168.24.0 ~ 192.168.24.255 】の空間です。
 ・CTUの工場出荷時の設定は以下の通りです。
 ・CTU本体のアドレスは【 192.168.24.1 】
 ・DHCPはON(利用)【 192.168.24.51 】払出し数 50個です。

この設定での空間【 192.168.24.0 ~ 192.168.24.255 】の利用状況は
【 192.168.24.2 】 ひかり電話装置(Voip)で利用
【 192.168.24.3 ~ 192.168.24.50 】 未使用
【 192.168.24.51 ~】 「 IPアドレスを自動的に取得 」のPC等50台分
【商品紹介】
「フレッツ・光プレミアム」はNTT西日本の光ファイバー通信サービス(FTTHアクセスサービス)です。

コメント

このブログの人気の投稿

ひかり電話対応ルーター<ホームゲートウェイ>の設定

事業所向けIP電話の装置 ユーザーパスワード

OG400X下部のルータでIPv6を利用する