OG400(800)Xのその後

コメント欄へ「OG400XaにIPv6を接続しようと検討しています」との書き込みがあり調べてました。

NTT東日本(西日本)のホームページに各機器に関する仕様書が掲載されています。
ここで、NetcommunityOG400XとNetcommunity OG410X(OG420X)のルーター機能を比較しますと「WANプロトコル」に「IPv6 IPoE」の記載がなくなりました。
先に結論を書きますと「OG400(800)X(a)(i)」はIPv6での接続はできません。
特に、「OG400(800)X(a)(i)」はマニュアルの仕様書に「IPv6 IPoE」の記載がなく基本機能にない(問合せのOG400XaはIPv6の接続は不可能)ということとなりました。
したがって、接続が不調でも故障扱いにはなりません。従来の「PPPoE」で接続するか、遅延が気になるのでしたら機器の取替え工事(有料)で対処となるようです。
NetcommunityOG400Xの仕様書(PDF)

出所:マニュアル(og400x_800x_manual1803.pdf)

Netcommunity OG410Xの仕様書(HP)

出所:主な仕様

Netcommunity OG420Xの仕様書(HP)

出所:Netcommunity OG420Xa(情報機器)仕様

「WANプロトコル」の「IPv6 IPoE」の補足
「フレッツ光 アクセス回線」に「IPv6オプション(無料)✙プロバイダー(IPv6)契約(VNE:Virtual Network. Enabler)」で「インターネット(IPv6)」が閲覧が可能になります。
「IPv6 IPoE」の機能を利用すると「YouTube」等のホームページの閲覧が可能となるだけで、従来のホームページ(IPv4アドレス)は閲覧ができませんので、IPv6オプションで動作するルーター(例.MAP-E機能搭載)を下部に設置する必要がありますが、「OG400(800)X(a)(i)」は「IPv6アドレス」が取得ができないため、「IPv6 IPoE」接続はあきらめるしかありません。
※MAP-E:「IPv4 over IPv6」はVNEが従来のホームページ(IPv4アドレス)を閲覧できるようにする技術です、IPv4アドレスのポート番号を共有する技術で方式によりサービス名が異なります。例えばDS-Lite方式があります。
参考ホームページ:IPv6におけるPPPoE方式とIPoE方式とは

NTT東日本(西日本)のNGN網(Next Generation Network:次世代ネットワーク)について
私たちが「フレッツ光 アクセス回線」を契約すると「IPv6」を利用することとなります。
網内の「IPv6」の利用に当たってはサービス面から以下のサービスが存在します。

 1.NTTのサービスに供するIPv6アドレス(IPv6オプション以外の網サービス)
  例.ひかり電話、インターネット接続(PPPoEの利用)等及び各種サービス
    プロトコル(PPPoE)は契約プロバイダーとトンネルを張りIPv4アドレスを取得します。
  注意:「セキュリティ対策ツール Ver.15」の利用(標準装備はサービス終了)→セキュリティ更新プログラムのサポート終了(その後は2025年10月14日に予定されているEoSまで、セキュリティ更新プログラム(Security Update)のみが提供されます)

 2.インターネット接続サービスの契約の有無によらずNGN網内で相互にIPv6 IPoE通信(折り返し機能)ができます→IPv6オプションの契約が必要です

 3.IPv6 IPoEでインターネット接続→IPv6オプションとプロバイダー(IPv6)の契約

網内の機能については次世代ネットワーク(NGN)について
総務省の参考資料2-2を参照してください。

大変、申し訳ありませんが、多くのページで話題させていただきましたが未対応になった時期が分かりませんでのでページはそのまま残させていただきます(利用されていた方もどのように対処されたのかも不明です)。

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